主基斎田跡

主基斎田跡

主基斎田(すきさいでん)は、明治天皇の即位後最初の新嘗祭(にいなめさい) である大嘗祭(だいじょうさい) に斎田として選ばれた場所です。

大嘗祭に用いられる新穀は卜定(ぼくじょう) された悠紀(由基)と主基(次) の2ヶ所の斎田から献上されます。明治4年の大嘗祭では、悠紀斎田が甲斐国巨摩郡に、主基斎田は安房国長狭郡北小町村字仲ノ坪の6反歩(約60アール)に卜定されました。

村では斎田の周囲には青竹を立てて、しめ縄を張り、垣をめぐらせて厳重に囲いました。また、隣地には八神殿、稲実殿などを設け、番屋で花房藩の役人が警備しました。大嘗祭に先立ち神祇省(じんぎしょう)から抜穂使(ぬきほのつかい)ら8人が多くの従者を伴って訪れ、抜穂式(ぬきほしき)は厳かに行われました。

この周辺の地名は、明治22年に北小町村を含む5ヶ村の合併の際に大嘗祭にちなみ由基村とされ、大正4年に主基村と改称されました。現在はその栄誉を記念して碑が建立され、主基斎田址公園として整備されています。(鴨川市ホームページより)

上記のとおり、歴史深き、由緒ある北小町地区、北小町農業は、先祖代々の深い熱い想いとともに、現代に引き継がれてまいりました。

こらからは、私たちの熱い心と行動力で北小町を、北小町農業を、確実に着実に後世にバトンタッチしていかなければなりません。

そのため、農事組合法人「北小町ファーム」では、多くの皆さんのご理解とご協力を賜りながら、北小町農業を守り育てていくため、懸命に努力していく所存でございます。

皆々様には、どうか、今後とも北小町ファームに対する深いご理解と、多大なご支援・ご協力を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

また、北小町をふくめ、長狭地区で収穫する長狭米は、平成3年には「日本の米づくり百選」にも選ばれ香取郡の多古米と並んで千葉県のブランド米として質の良さが認められています。

北小町ファームでは、このブランド力を活かすとともに、新たな農業経営を展開し、北小町農業の高度な発展を目指すこととします。

北小町ファーム代表理事 影山博一

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